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Interview

金沢箔製品を全国、世界に向けて販売。
商品に込められたストーリーを伝えるやりがい。

ライフスタイル営業課

係長 倉 賢司 さん(2017年新卒入社)

笑顔の吉倉賢司さん

「金沢ならではの仕事」がしたかった

新卒入社とのことですが、「箔一」のことはもともと知っていたのでしょうか?

僕は金沢出身ですが、大学が関西だったこともあって「箔一」を知ったのは実は就職活動がきっかけでした。地域に根ざした企業であること、金沢だからこそできる仕事であることをと考えたときに、「箔一」にたどり着いたんです。

入社前は金箔についてあまり知識を持っておらず、漠然と工芸品というイメージしかありませんでしたが、実際に働き始めてから金箔を自社で製造していることや、工芸品以外にも幅広く用いられていることを知って驚きました。

金沢箔の製品を全国、全世界に向けて販売

ライフスタイル営業課の仕事内容を教えてください。

テーブルウェアやインテリアを中心とした金沢箔工芸品を全国、全世界のお客様に向けて販売しています。担当しているのは全国各地の小売店やデパート、ECサイトなど。例えば京都府の観光エリアにある小売店や、東海地方のショッピングモール内のテナント、海外では中国や台湾、オーストラリアのお客様との取引もあります。

 

既存のお客様とのやりとりがメインですが、新規開拓も部署全体で行っています。コロナ禍がきっかけとなり法人用ECサイトも立ち上げましたが、やはり大切なのはお客様と直接会って話すこと。そのため、首都圏の百貨店で行われる催事イベントに出展したり、大規模商談会に参加することもあります。

接客をしている吉倉賢司さん

商品に込められたストーリーを伝える楽しさ

仕事をする上で大切にしていることはなんでしょうか。

工芸品を販売する上で大切にしてるのは、商品に込められたストーリーを伝えること。箔貼りの技法であったり、ものづくりへのこだわり、その商品を生活に取り入れることでどれほど暮らしが豊かになるかをお伝えするようにしています。モノについて語っているときはとても楽しいですね。

ストーリーのあるモノが好きなんですね。元々ものづくりや工芸品に対して関心があったのでしょうか?

元々プライベートで買い物をするときも、商品に対するこだわりや背景などを聞くのは好きでしたね。どうしても「つい語りたくなる」ようなモノが欲しくなるんです(笑)。この前に出展した「テーブルウェアフェスティバル」という催事でも、東南アジアのアタ細工による雑貨や、津軽塗りで作られたコースターの製造過程に感動して自分用に買ってしまいました。催事出展は他のブースを回って国内外の工芸品やものづくりを勉強できる良い機会ですね。また、工芸やものづくりを体験したいと思い、金継ぎ教室に通ったこともあります。

オンラインミーティングをしている吉倉賢司さん

「もっと目立つところに飾りたい!」と喜んでいただいた経験が励みに

入社してから今までで記憶に残っていることはなんですか?

2022年に愛知県のある企業から、新社屋の受付に飾る全長180cmの特大パネルを注文していただいたときのこと。先方担当者と何度もやりとりし、生産部と協力して作り上げた思い入れのある作品なのですが、納品時に「素晴らしい作品なのでもっと目立つところに飾りましょう!」と言っていただき、取付け場所が外からも見える位置に急遽変更になったことがとても印象に残っています。完成した作品を目にしたときに、金箔の魅力、本物の価値を実際に感じてもらったことで、自分の仕事への誇りが一層増しました。

金箔の魅力を若者世代や世界にまで広めたい

仕事のやりがいや、今後の目標を教えてください。

他の伝統工芸と違って金箔はあくまで素材なので、他の伝統工芸にも携われることが面白いですし、金箔を通じて自分自身の視野が広がっている実感があります。目標は、やはり工芸品をもっと多くの人に知ってもらうこと。これまで金箔は中高年や富裕層の方がメインターゲットでしたが、日常的に使えるテーブルウェアも多く取り扱っているので、そういった商品を通じて若い人たちにも魅力を伝えていきたいです。

入社を検討している方へ、メッセージをお願いします。

「箔一」には「とりあえずやってみます!」のマインドが染み付いており、お客様のアイディア、自分たちのアイディアを実現できる会社です。金沢箔はどのような素材にもマッチするので、アイディアと行動次第で必ず新しいものを生み出せます。これまでの常識にとらわれない柔軟さや対応力が問われますが、モノが好きな人、ものづくりが好きな人にはぴったりの職場だと思います。

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