Interview
二度の産休・育休を経ながら着実にステップアップ。後に続く後輩たちのために、道を切り開く。
店舗販売課
課長 青山 遥 さん(2014年新卒入社)
県外旅行をして帰ってくるたびに、「金沢っていいな」と思って
青山さんは「箔一」が高校生の新卒採用を始めた年の、第一期生なのですね。就職先はどのように選ばれたのでしょうか?
もともと旅行が好きで、学生時代はお金を貯めて友達同士で東京や大阪などへ出かけていました。本州だけでなく沖縄へも行きましたが、毎回、金沢に戻ってくると「やっぱり金沢っていいな」と感じていたんです。せっかく就職するのであれば金沢らしい仕事をしたいと思っていたところ、「箔一」の求人を見つけました。
旅行のたびに金沢駅を利用していたので、「箔一」の存在は知っていました。当時は高級なイメージがあり高校生だった私は気軽に入ることはできませんでしたが(笑)、黒地に金色の文字で「箔一」と書かれた高級感のある看板が印象に残っていたんです。入社してからあぶらとり紙のような身近な製品や食用金箔の製造なども行っていることを知り、誇りに思いました。
「現場寄りの事務」として店舗をサポート
これまでのキャリアや、現在の仕事内容について教えてください。
初めは「百番街店」に配属され、2年目に主任へ昇進。3年目に本店箔巧館で副店長を任されました。その後、第一子を妊娠し、産休・育休を取ることをきっかけに直営販売本部に異動した形です。現在は本社勤務で、直営店舗の管理やディスプレイチェック、取り扱う商品の在庫・発注管理などを担当しています。
事務方には売上や在庫など数字を管理するメンバーもいますが、私は「現場寄りの事務」というポジション。店舗のメインディスプレイを店長たちと考えて通達したり、現場のディスプレイチェックを行ったりすることもありますし、幼い子どもがいるので販売職は難しいですが、お盆などの繁忙期はサポートとして店に立つこともあります。店舗を管理する立場とはいえ、定期的に現場を訪れてスタッフの声に耳を傾けたり相談相手になったりすることで、現場の人たちのサポートができればと思います。
上司や同僚からの「戻ってきてほしい」という声に背中を押されて
現在はお子さんが2人いらっしゃるのですね。産休・育休の取得や、子育てと仕事の両立についてお聞かせください。
4歳と1歳の息子がおり、夫と助け合いながら頑張っています。まだ幼いので急な体調不良などで仕事を休んでしまうこともあるのですが、社内には子育て経験者も多いので「お互いさまだね」と優しく声をかけていただき、いつも助かっています。
実は私が入社した当初は店舗の販売スタッフは土日勤務もあるため、出産後も働き続ける女性がいなかったんです。なので、当時は育児をしながら正社員として仕事を続けられるか不安がありました。だけど直属の上司に「産休を取りたい」と相談したところ「おめでとう」と喜んでくれて。それから一緒に働いている同僚や人事担当者も「戻ってきてほしい」と言ってくれたんです。自分を理解してもらえること、戻ってくる場所があることのありがたさが改めて身に染みました。
箔一には女性がキャリアアップしていける環境がある
会社全体として、女性の活躍を後押しする姿勢があるのですね。青山さんの今後の目標はなんでしょうか?
まだまだ世間では女性が活躍できる環境が整えられていないと言われていますが、「箔一」は女性管理職の方が多いので、すごいなあと肌で感じていて。最近2人目の産休を終えて復職したばかりなのですが、私と同時に産休を取る社員もいて、会社が変わってきているように思います。店舗で活躍する女性も多いですし、女性がどんどんチャレンジし、活躍する環境がありますね。
現場には若手の女性店長が多いので、自分の後輩が同じような経験をしたときに安心して職場に戻ってこられるような環境づくりをしていきたいですね。前例がないので葛藤してきましたが、私が道を拓いてきたことで、少しでも後輩が後に続いてくれればと思っています。
子育ては人生経験を豊かにするもの。どちらか一方を諦めずに挑戦を
今年(2023年)2度目の産休から復職した直後、昇格されたそうですね。
これまで、たたき上げで店舗から本社に異動した社員はいなかったそうです。また、人事から言われたのは「産休・育休はブランクではなく人生経験。子育てがきっかけで、人生というキャリアを積むことは会社にとってもプラスになる」ということ。色々と悩むこともありましたが、そのように受け止めてもらって嬉しかったですね。
「箔一」は年々働きやすくなっていますし、女性の活躍を応援してくれる会社です。もちろん大変なこともありますが、上昇志向がある人や物事をポジティブに捉えて自ら進んでいける人にとってはとても働きがいのある会社だと思うので、ぜひ挑戦していただきたいです。